· 

インターバル速歩という定年活動

定活を進めていくうえで、最も大切なことは毎日健康で過ごすことです。

 

若いうちは無理がきく体なので、意識的に体をケアする必要はありませんが、5060歳になってくると体の機能を維持していく努力が最もやらなくてはいけない優先事項です。

 

どう働くか考えることも大切ですが、それは健康な体があっての事。 健康で元気であれば、いいアイデアもやる気も出てくるというものです。

 

そのように言うとこれからジムに通わなくてはいけない、と考えがちですが、今までやってこなかったことを急に初めても続きません。 なにも特別なことをすることはないんです。そう散歩でいいのです。

ただし普通の散歩ではなく、速く散歩する「インターバル速歩」という散歩です。

 

インターバル速歩とは、早歩きとゆっくり歩きを交互に数分間ずつ行う運動です。速歩と歩行115分間以上行います。速歩を長く続けるとすぐに疲れてしまうので、速歩の後にゆっくり歩きます。速歩の時は、普段の早歩きよりも少し速いペースで、自分がややきついと思うペースが目安です。歩幅を大きくとるのがよいらしいです。

 

60歳前後の中高年を18000歩以上のウォーキングを行うグループと、115分以上のインターバル速歩を行うグループに分け、週4日以上5ヵ月間行って、最大酸素摂取量と太ももの筋力を比較すると、ウォーキングのグループはほとんど変化がなかったのに対して、インターバル速歩のグループは最大酸素摂取量が9%上がり、太ももの筋力が13%上がったという実証実験があります。 全身の持久力も高まりました。全身の持久力が高まると心臓疾患や糖尿病などの生活習慣病になりにくくなります。また血圧にも効果があることがわかりました。 また運動は痴呆防止にもなるというデータが報告されています。

 

私も最近この散歩を実践していますが、感想としては非常に調子が良いです。朝か夕方にやっていますが、うっすら汗もでて健康的です。テレワークが続き定期的に体を動かさない時と比べて、身体が軽やかで仕事もはかどります。

散歩の時間は少し取られますが、そんなに長くありません。18000歩の時間をとる必要はありません、115分程度のインターバル速歩で大きな恩恵を受け取れます。

 

皆さんもぜひ実践してみて下さい。定活もはかどりますよ!