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短い時間でも愛情は伝わる

保育園に子どもを預けるお母さんは、子どもに接する時間が短いことを心配したり、何がしかの罪悪感を持たれることがあると思います。

 

子どもはずっとお母さんが世話をするべきだという方もおられるかもしれませんが、

今の世の中、お母さんが働かざるをえない環境に置かれていてそれは仕方のないことだと思います。

 

では本当に仕事のために保育園に預け、実のお母さんから子どもを離すことが悪いというデーターはあるのでしょうか。

 

専門家の方に聞いてみると以外な答えが返ってきます。

 

慶応義塾大学病院の小児科教授の高橋孝雄先生の著書で「最高の子育て」という本で言われています。

「子どもと一緒に「過ごしている時間だけが貴重なわけでないのです。短くても濃い時間を過ごしことで、子どもは愛情を感じるのです。時間の長短でなく、どう過ごすかが大切です。」

高橋先生はそれこそ数多くの子どもに接してきた経験と専門的な知識から言われています。

 

確かに、そう言われてみるとそうかと思います。

好きな人がいて、なかなか会えない状況を考えてみます。

会えないことで愛情がなくなるのでなく、会えないからこそいろいろなことを考え、想いを募らすこともあるのでないでしょうか。

今はあまりないかもしれませんが、遠距離恋愛なども、日頃会えない分、会える短い間を充実したものにしようとするし、だからこそ思い出に残るデートになるのでないでしょうか。

 

やはり時間より愛情の深さなのでしょうね。

 

お母さんも子どもと過ごす短い時間を、より思いやりをもって一緒に過ごせば、子どもにとってもお母さんにとってもより充実した時間になると思います。心配せずに子どもを保育園に預け、心置きなくお仕事をされてくださいね。