長寿の人が多い村を調査する研究の先駆けとなったものに、東北大学名誉教授の近藤正二博士がされた「長寿の秘訣」があります。
1935年から36年間にわたり、日本全国990の町村を歩いて回り調査されました。
まるで日本地図を日本全国、自分の足で測量した伊能忠敬を彷彿とさせます。
最近、健康に関する本が医師により科学的観点から書かれ出版されていますが、驚くことに昔の調査と今の研究がほとんど一致しているということです。
昔から年長者から経験上、健康によいとされていたものが、やっぱり良いんだということが再確認されたということです。
では長寿村の調査で分かったことをまとめると以下になります。
① 健康・長寿の決め手は食生活
② 酒飲みは短命ではない。
③ 重労働している人の方が長生きする
④ ご飯の食べすぎは短命
⑤ 魚ばかりで野菜が少ない村は短命
⑥ 大豆製品を多く食べている村は長寿
⑦ 大量の野菜を食べている村は長寿
⑧ 果物を多くとる村は短命
⑨ 海藻を多くとっている村は長寿
⑩ 肉の食べすぎは短命
⑪ 塩分をとりすぎている村は短命
⑫ ゆっくり楽しんで食べることが大事
どうでしょうか?
ほとんど今言われている事ばかりですよね。
この調査が終わる頃から食事が欧米化しジャンクフードもたくさん食べる時代になってきました。それが最近では、代替え食品の必要性が議論されるほどに、将来にわたる食料危機が叫ばれる時代になってきました。
いま何を食べるか、どれくらい食べるか、など一人ひとりが考える時代になってきたと思います。
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