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節約から生まれる工夫でクリエイティブに

定年後、次のスタートを切る前は、一定の収入が確保できない時期があります。また再就職をしても給与が下がり、不安な気持ちになる時期があります。

ましてや独立を目指し先が見えない時はなおさらです。

 

不安に種になるのはやはりお金が一番かもしれません。

そういう時期は贅沢しなければ何とかなり生活できる、という自信が出来れば心は落ち着くものです。

仮にこのまま就職できない、そして独立しても収入が立たない、ということを想定しても、年金で生活できるということを実感できれば、そうだね、そうなっても何とかなるね、という思いを持つことが出来れば心は静まってきます。

 

私も再就職先の給与では住宅ローンが残っていることから随分不安な時期を過ごしました。

再就職先の給与では厳しかったのです。

でも考えてみれば、そうはいってもまだまだ生活レベルは同じで、無駄遣いのままだったので、次第に削られるところは削り、食費をかなり改善するようにしました。

 

客観的に見て、食費はメニューありきで食材を決めていたので、かなりのところで食品ロスが起こっていました。それを食材ありきで、食材に合わせたメニュー作りに変えました。 そうするとロスが減ったことはもちろん、工夫することでメニュー作りが楽しくなってきたのです。

食材を使い果たすようにメニュー作りをすることでそれだけで貯金している感覚になってきました。銀行に貯金しているわけでないのに、使わないことで貯金しているように思えたのです。

 

とにかくお金を使わなくなる以上に、工夫することが楽しくなってきて、同時に十分このレベルの生活でも楽しいことに気付いてきました。

こういう気持ちになると、お金にぎらぎらするのでなく、より自分自身に自信を持って主体的に生きていこうという気持ちにもなれました。

 

 

定活をする上で、お金のことで不安になる時期があると思いますが、節約しダウンサイズイングする気持ちを持てば、不安も消えます。不安が消えるとより積極的、前向きに定活が出来ると思いますよ。