岩室純子さんは世界最高齢のプロフェッショナル・クラブDJです。
ギネスブックにもその名を連ねています。
かっこいい響きがあるDJなので、何だかそれらしい人なのかと思っていたら、働かれている場所は「餃子荘ムロ」という餃子屋さんなんです。
お父さんが作られた高田馬場にあるお店で、かなり古く狭いお店です。そこで今でもお店を経営されています。
岩室さんは高卒後の17歳に英会話を学び商社で働きながら、夜は「餃子荘ムロ」で働き始めました。結婚後もずっとお店で働いていましたが、60歳の時にご主人がなくなられてから、新しい道を歩み始められました。
ムロで働きながら運転免許を取得、ひとり海外旅行、チェロも習う。その後クラブ通いやDJへの挑戦が始まったんです。
音楽はお父様が音楽関係のお仕事をされていたこともあり昔から興味はお持ちのようでした。
今や、DJも進化を深め、83歳の今は、すでにパリやニュージーランドで公演されました。
83歳の今の目標は、ニューヨークのクラブでのDJデビューすること。それに向けて一歩一歩階段を登っておられます。
やはり岩室さんのように、働きながら、自分の好きな事も極めていくという二刀流は、働き続けることで心身の健康を保ち、同時に好きな事をすることで生きがいもキープできるので現実的で理想の姿なのかもしれません。
働き続けられるうちは働き、生きがいの趣味なども忘れないでやり続けることはこれからのシニアのモデルなのかもしれませんね。
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