実務家教員という名前をご存じでしょうか?
企業で働いた経験のある人が、大学や大学院で教師として働くというキャリアです。
それになるに、社会人情報大学院大学の実務家教員養成課程で学ぶことが出来ます。
文科省や厚労省が推進しているコンセプトで、両省から認定されていて補助金も出るそうです。
実は今日、そこにお勤めの先生のお話を聞く機会があり、そういうことが今話題になっていることを知りました。
実務家教員になるには、3つの条件があるらしいです。
① 5年以上の実務家としての経験
② 教える能力のある人
③ 研究する能力
この条件を満たし、養成課程で学んだ後は、その人のやる気で新たな道が開けてくるかもしれませんね。
伴野先生に、どんな人が向いているか質問してみました。
その答えは、
① 自分の経験を一方的に教えるというのでなく、その経験が今後どのように役立っていくかを学生と一緒に考えられる人
② 自分の経験と教科書の理論・考え方の橋渡しが出来る人。経験がどの理論に当てはまるか、理論を説明するのはこの経験が役立つだろうと考えられる人
③ 学生が生きていく世の中を、自分が経験したことを参考に、どうなっていくかのヒントを考えられる人
④ 自分の経験を伝えるだけでなく、学生が受け取ってくれるようなエッセンスに変えて話せる人
これって、シニアが若者と話すときに、たいへん役立つヒントになりませんか?
これが出来れば、自然と若者はシニアの話に耳を傾けるし、良い文化が継承されていくのでないかと、そのエッセンスをいただいた気持ちになりました。
シニアのセカンドキャリアとして、実務家教員という選択は面白い道かもしれませんし、必要とされている考え方と思いました。
興味のある方は、高田馬場にある、社会情報大学院大学 実務家教員で検索してみて下さい。
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