なかなか思っていても行動に移せないことありませんか?
特に何をしたらいいのかハッキリしない時はなおさらです。
定年活動についても何から始めたらいいのか明確でない場合に、どこに一歩を踏み出すかと躊躇するうちに時間が過ぎていく事もありますよね。
就活セミナーで、まずは行動しないと始まりません、行動することで何かに気付き次に繋がりますよ、と偉そうなことを言っていましたが、ノーベル平和賞を受賞したマザーテレサに関する話を聞き、まだまだだと思ったのでご紹介します。
あるテレビ番組で、レポーターがマザーテレサに質問をしました。
「なぜあなたは、そんなに多くの人を救えるのですか?」
マザーテレサは答えます。
「私は多くの人を救おうとしていません。1人の人を救おうとしているのです」
「どういうことですか?」
「イエス・キリストが姿を変えて私の前に現れています。1人は手足がない人、1人は重病人、1人は飢えで苦しんでいる人。そんな人々に姿を変えて、イエスは私を試そうとしているのです。イエスが私の心のドアを、姿を変えてノックしてきます。その時、私は心のドアを開けるか、開けないか、それを試されているのです。私の目の前にいるのは、姿を変えたイエスただ一人なのです」
私はキリスト教信者ではありませんが、一人を信じるという、その信仰の深さに胸を撃たれました。
そんなマザーテレサも、神に対して1度だけ怒りを発したことがあるそうです。
「これだけ多くの人が苦しんでいるのに、どうして神は救いの手を差し伸べようとなさらないのですか。どうしてあなたは、動こうとなさらないのですか」
そんな怒りを神に抱いたのだそうです。
そして、その夜、彼女は啓示を受けたと言います。
「私が何も動こうとしていないと、おまえは言うのかね。私は動いている。なぜならば、苦しんでいる人たちを救いたいと心から思っている『あなた』をつくったではないか。神を怒るくらい、救いの必要性を感じている『あなた』をつくったではないか。もし私が動いていないと思うなら、それは、あなたが動いていないからだ」
思うように上手くいかないと思うのは、実はうまくいくための努力が足りてない、上手くいくための行動をとっていないからかもしれません。
マザーテレサの事例は少し重かったかもしれませんが、何か心動かされるものがあったので紹介させていただきました。
定年活動で躊躇されている方のヒントになればと願っています。
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