東京パラリンピックのブラインドサッカーで日本は5位6位決定戦に臨み、世界ランキング3位の強豪、スペインに1対0で勝って5位で初出場の大会を終えた。
武井壮さんは「ワールドサッカーでスペインに勝ったら、これはたいへんな事なのですよ、それと同じことをしてくれたのです!」と興奮気味に語っていました。
決勝ゴールを決めた黒田選手は
「ブラインドサッカーの大きな魅力として、本当にたまに、自分でもびっくりするような奇跡のような瞬間に出会えることがある。この最高の舞台でみんなの気持ちが一つになって奇跡のようなシュートが決まって最高にうれしい」と喜んでいた。
キャプテン翼の作者、高橋陽一さんがブラインドサッカーを描いた描写があります。
ボールの中にある音を頼りに蹴るのがブラインドサッカーですが、転がしている時は音がでるのでどこにあるのかわかる。 でも空中に舞ったボールは音を出さないのです。
でも盲目の選手はその空中に舞ったボールを自分の勘でゴールを決めた、そんなシーンがあります。
黒田選手がゴールを決めたシュートは、ゴールコーナーから蹴りだされたボールなのです。
それを全集中でつかみ一発で蹴った。これを奇跡と言わずなんと言うのでしょうか。
ブラインドサッカーではぶつからないように、敵は近づいてきた時には「ボイ、ボイ」と声をかけます。そんな中で仲間からの声は、まるで一筋の光のように感じ、それを基にボールを蹴ることがあるらしいです。
黒田選手はその光に向かってボールを蹴ったのかもしれません。
人間が持つ能力は、一つが失われても、それを補うために倍化されるのでしょうか。
本当に自分の持つ可能性にチャレンジしようと思わせてくれたブラインドサッカーでした。
有難う!
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