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保育園の子どもたちは将来大きく化けるかも

今日は保育の専門学校に通う学生さんが就活のため園見学に来られました。 私も採用担当者として同行し、3つの保育園を一緒に回りました。

 

学生さんと一緒に園の活動を見、朝からいろいろな保育を受けている子どもたちを見るうちに、凄いなーと思ったことがあります。

子どもたちは、朝の9時から切れ目なく、音楽に合わせてリズム運動をしたり、保育士の先生から絵本の読み聞かせをしてもらったり、お誕生会だったので劇を見たり、地震の対応についての練習をしたり、集団の中での活動なので、そこでいろいろなことを学んでいました。

 

自分の子ども時代を振り返ってみたら、外で友達と遊ぶことはあっても、このように集団で生活したり、絵を書いたり、物を作ったり、パズルをしたり、多種多様な運動をしたりして、自分の興味を総合的に引き出してもらっていたかといえば出来ていなかったと思います。

 

いま文科省、厚労省が将来の日本を作っていく子どもたちをどのように育てていけばいいかということを深く考え、たどりついた答えは、「非認知能力を高める」です。

 

読み書きそろばんといった知能指数、いわゆる認知能力を高めることより、人とうまく関わる、我慢する、考える、乗り越えるなどの力、つまり非認知能力を高めることが、大人になって経済的成功、人生的成功にもつながる、というエビデンスが出てきて、科学的にはっきりしてきました。

 

ではどうすればいいかといえば、保育士というプロの方が遊びなどを通じて各自の発達を促し、子どもたちの能力を引き出せばいいのです。

 

 

それが出来ている保育園の子どもたちは、将来どんな人生を歩むのか、エビデンス的に言えば今のシニアの人たちよりも能力を発揮し、大きく化けるのだろう、との思いを深くした一日でした。