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定活インタビュー(プロ写真家小川義文さん)

自動車写真家として業界で知らない人はいないほど有名な小川義文さんがプロデュースするポスター展に行ってきました。

 

小川さんは長年にわたってポルシェのオフィシャルフォトグラファーとして活躍されてきましたが、今日はご自身が主宰されているFacebookグループの写真教室メンバーの発表会でした。

 

題材は当然車と思いきや、車ではなく、なんと「花」でした。

10年前から、Facebookグループで花を投稿した時から始まったようです。

 

「なぜ、小川さんは車ではなく花を題材に選ぼうとされたのですか?」

意外な答えが返ってきた。

 

「私はもっと写真が上手くなりたいのですよ」

 

この道のプロフェッショナルで多くの人が目標にしている方なのに驚きです。

 

「確かに車ではいい作品を生み出してきたと思います。しかしさらに上手くなるためには、それと対極にあるものにチャレンジする必要があると思ったのです。その答えが花だったのです」

 

静的物体としての車は緻密な計算のもと撮影されるのでしょう。しかし花は生き物、自然の光を友に瞬間的な美をとらえなくてはいけません。

小川さんのように一つの道を究めた方にとっても、それはチャレンジだったのでしょうか。

 

「花を扱い10年経った今、ご自身に変化はありましたか?」

 

「まだよく分かりませんが、今まで以上に光、色彩に対する認識が変わってきたように思います」と小川さん。

謙虚であると同時に、更なる成長を秘めたパワーを感じました。

 

小川さんは2015年に還暦を迎えられ、今なおチャレンジを続けられています。

定年活動をする上で小川さんの生きざまから多くのヒントを頂けた1日でした。

 

小川さん、有難うございました。