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プレシニアにとっての副業の考え方

最近副業を推進する動きが広まってきたように思います。

国も副業を進めるようになり、会社側もそれに追随するようになってきました。

 

そもそも副業はサラリーマンにとって、長年やってはいけないものでした。

本業に精一杯で、副業をすると時間がとられ、本業がおろそかになると考えられていたからです。

 

しかし、サラリーマンの名目賃金が下がり、生活を維持できなくなると、それを補うために副業が必要になると考えられます。

 

では、ネガティブに考える傾向の副業ですが、捉えようによっては、いいチャンスと考えてもいいのでないかと思います。

 

なぜなら、一つ目は、副業は自分が選べるということ。自分が好きな事、得意なことを選ぶ事で、強みを伸ばす機会が作れます。

二つ目は、将来的なセカンドキャリアを考えてその準備が出来るということ。

加えて言えば、いろいろな副業、とりわけ自分にとって新しい分野のものに取り組むことで、考えもしない適職が見つかるかもしれないことです。

 

本業があるから、別に副業で稼げなくても、成果がでなくても問題ありません。上手くいかなければ、「ああこれは向いていないのだな」と切り替えることが出来ます。

トライアルでお試しですね。いろいろ試すことが出来ます。

その中で一つでも適職と思えることが見つかれば儲けものです。

 

これからの仕事は、一つの仕事で大きく稼がなくても、得意なことで小さく、かつ多くやることで稼げれば、それなりの金額になる、このような発想で良いと思います。

 

パラレルキャリアという言葉も最近よく聞かれます。

パラレルキャリアの良い所は、リスクを分散できるところではないでしょうか。

いろいろ選択肢があって、好きなようにスイッチ、切り替えができる。一つが駄目になっても、別のものを強化したり、他のものを始めればいい、そんなことが出来れば安心ですよね。

 

これからはもはやどれが本業、副業か、わからなくなるかもしれません。

 

 

セミシニアの方は、定年後の仕事選びに苦労する前に、自分が出来る副業から始め、経験値を積んで、段々とやれることを増やしていくのが良いでしょうね。