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年金制度の大きな勘違い~目から鱗落ちる~

年金2000万円不足問題で大きく年金がクローズアップされ、将来に不安をおぼえる人も少なくないと思います。

 

経済コラムニストの大江さんは以前より、年金制度は誤解されているので今勉強しているところ、いずれ本を出したいと思っている、と言われていました。

 

今月その待望の著書「知らないと損する年金の事実」が発売されました。

今日それがテーマのセミナーがあり参加しましたが、その中で目から鱗の事実を知りましたので共有します。

 

よく言われる3つの誤解について

 

1,年金財政は赤字だ。

2,未納者が4割もいるから破綻する。

3,少子高齢化が進むので支えきれない。

 

皆さん、よく聞こえてきませんか?

 

まず1の事実

赤字なのは国の一般会計(1,107兆円)で、年金会計は約190兆円の黒字だということ。

しかも年金積立金額を国際比較すると、日本は4.9年分あり、アメリカは3年分、イギリスは2か月分、ドイツは1.6か月分、フランスにおいてはほぼなしです。世界の超高齢化社会の日本の方が他国より余裕があるのです。

 

2の事実

国民の4割が未納なのでなく、1号被保険者の4割が未納で、全体の1.8%にしかならないようです。

1号被保険者とは20歳以上60歳未満の自営業者、農業漁業者、学生及び無職の方の配偶者になります。

しかも、未納者には年金は支給されないので、未納が増えても破綻するわけがないのです。

 

3の事実

65歳未満が何人で65歳以上を養っているか」ではなく正しくは「1人の就労者が何人の非就労者を養っているのか」で計算しなくてはいけない。

すると、なんと、1970年、1990年、2020年、2040年の「非就労者÷就業者」の数字は、

順番に、1.05人、0.96人、0.89人、0.96人とほぼ同じになります。

 

さらに今後は高齢者も定年が70歳に引き上げられ、加えて共働き世帯が増加し続けているので就業者は減らないと思われます。

 

どうでしょうか、目から鱗と思いませんか?

 

著書にはまだまだ鱗がたくさん書かれています。

 

金融業者は間違った数字に乗っかって、金融商品を売りつけようとするので用心しましょうね!

 

ちなみに、年金2000万円不足問題は、総務省が使った高齢者夫婦のモデルが、2500万円の貯蓄があるリッチな夫婦で、高齢者2人暮らしなのに毎月6万円の食費を使う贅沢年寄り夫婦らしいです。2017年での試算らしく、コロナ禍の2020年のデーターでは平均支出が落ち、補助金も出て収入も上がったので、数字が30年間で55万円の不足になり、なんと2000万円不足問題が55万円不足問題になったらしいです。

笑いますよね!

 

 

やはりマスコミ報道を信じる前に、1次情報で確かめることは大切ですね。