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多拠点生活の可能性

44千円で全国180か所、どこでも住めるとすると、あなたはどうしますか?

 

私はいまだ月に10万円以上の住宅ローンに頭を悩ませています。それでいて、子どもたちが独立して、ここに住まなくなるとこの後どうしようかなと考えることがあります。

 

そうかといって、賃貸に住むと高年齢になっても払い続けなくてはいけないし、少ない年金でやっていけるかなとも思います

 

ここに新たな住まい方と働き方というテーマに取り組んでいる企業の一つで「ADDress」(アドレス)という会社があります。

 

冒頭に書いた、全国に低賃料で賃貸住宅を提供している会社で、物件は北海道から沖縄まで47都道府県にあります。そこに44千円でどこにでも移動でき住むことが出来るのです。

 

物件には家具や家電、食器などもすべて用意されていて、手荷物一つでどこでも暮らせるのです。それなら住宅を買うという選択肢の一つになるのでないかと考えました。

 

ここには「家守(やもり)」と呼ばれる人がいて、家の管理をしながら会員とコミュニケーションして生活をサポートしてくれます。また地域の人との橋渡しもしてくれ会員が地域になじむお手伝いもしてくれます。

家守には20代の学生から83歳のおじいさんまで幅広い人がいるそうです。

このような人がいるから、地元イベントにかかわれ、現地で仕事が見つかることもあるようです。まさに人との出会いや交流も出来るので、孤独にならず、快適に過ごせるというわけです。

 

シニアの人もこういった住み方も選択できるし、自分の家を持っている人も、全国ただ旅するのでなく、各地に住むことでその土地ならではの文化に触れることも出来るので、いいのではと思いました。 いわゆるノマド生活ですね。

 

またシニアの人にとっては、家守になることもでき、やってみると、いろいろなひとと関りが出来るので孤独にならず、人からは頼りにされるので、やりがいも出てくるというものです。

 

こういったシステムは以前からあったようですが、コロナ禍で随分クローズアップされてきて広がっているようです。

 

背景としては全国で問題になっている空き家対策があります。いまは800万件ぐらいですが、2030年ころには2000万件に増えるのではないかと専門家は見ています。

 

こういった社会的問題を皆が喜ぶサービスに転換することで解決することは素晴らしいと思います。

 

 

ADDress、いちど短期間でいいから試したいと思いました。