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仕事を面白く変える

日々の仕事を振り返ると、同じことの繰り返しで単調に感じることとか、職場の人間関係や顧客対応で嫌な思いをすることはありませんか?

思うようにいかなく憂鬱に感じる時もあるでしょう。毎日が楽しくて仕方ないという人は少ないはずです。

 

「面白き事もなき世面白く」は、江戸幕末の長州藩士高杉晋作が最後に残した句です。面白くないことを自分の考え方で面白くすることが大切だと言う意味と思います。

東京ディズニーランドで掃除を担当しているキャストはカストーディアルと呼ばれています。彼らは掃除という一見単調な仕事を面白くしています。

 

皆さんもご覧になったことがあると思いますが、掃除をする以外に、ほうきの先を筆にして、水辺ミッキーの絵を描いてゲストを楽しませたり、喜ばせたり、写真撮影をしたりします。また道案内も積極的にしたりなど、自らも楽しみながらやっていますよね。

 

これはキャリア理論では「ジョブクラフティング」という考え方を実践していることになります。働く人自身が仕事を主体的に、かつ柔軟に認識し、よりやり甲斐のある仕事に変えていく、という考え方です。自分の役割を単なる掃除だけでなく、ゲストをもてなすキャストの一員と捉え直し、お客さんを楽しませる大切な仕事であると捉えているのです。

 

 

これは、どのような仕事にも誰にでも当てはめることができると思います。今の仕事を別の角度から捉え直してみると違う発見が出来るでしょう。そうすることでどんな仕事でも少しは面白く出来るのではないでしょうか。どうせ働くのなら、楽しくやっていきたいですよね。